11 11月 ピアノ・反抗期 その4
狭山市 志木市 朝霞市 新座市の生徒さんが多く 通っているピアノ教室です。 身近な方々から 「ブログ読んだよ」~って 声をかけて頂きました。 んで もう1回読み直してみたら おやまぁ、“反抗期”というより“譜読み”に話題が移っていて ・・・・ 申し訳ないです。ちっとも気付かず・・・。 しかし「反抗期」って一体何なんでしょうね。 自分を正当化するための知恵がついてきたり 自分の立場・権利がどの程度効力があるか、 やみくもに後先考えずに主張したり 社会の矛盾や 大人の本音とタテマエのギャップに気付き 鋭くそこを突き 自分の優位性を最も信頼している筈の 親に向ける。 少しでも気に入らない言葉が返ってこようものなら 当り散らしているとしか思えない様な態度で それ言っちゃオシマイよ~的な暴言を吐く。 よく聞いてると ピアノじゃなくて超えられない親への あてつけだったり(甘え) 親への子供らしい非難だったりする。 長男は言葉がたったので 小学校5~6年の頃から 今まで私が生きてきた根底を覆すような言葉を 投げつけた。(今は“ほざいた”と思える) 当時は右向いても左向いても 辛かった。 そのアホ長男もそろそろ21歳。 落ち着いたか?、とよく聞かれるが まぁ、親の教育がダメダメだったんでしょ、相変わらず。 だからこんな私が「反抗期」について 堂々と綴るのも おかしな話なのだが・・・。 ピアノを習っていると その生徒さんは色々な事に気付かされる。 「どうだった?」「うん、頑張った!」 →頑張った、と言えばマルく収まる虚しさ。 「“音を楽しむ” って書くから音楽なのよ」 →最初は楽しかったのにもっと楽しもうと練習したら 楽しくなくなった。 →上手くなりたいと思って練習した本人が 自分が上手くなってるとは思えない辛さ。 たとえ親が「そんな事ないよ~」って言ったとしても。 「結果」じゃない、そこにいくまでの努力 の過程が大事だよ。 →努力努力っていうけど 世の中やっぱり 「結果」先行で動いてるよね。コンクールがいい例じゃん。 結局何のために練習してるんだろう?ってなる。 でも大人はすでに答えを見つけてる。 それが年の功。亀の甲より年の功。(昭和だね~) 子供はまだ探している最中。 静かにセッセッと探せばいいのに暴れるんだな、これが。 音楽やっている人は盛んに自己表現する事にこだわり 自分を解って欲しい、理解して欲しい、 っていう要求が強い人が多い。 しかも小さい頃から毎日ある一定時間、練習を きちんちしてきた人が多いので比較的 真面目。 そこから思うに ある程度ほっといてもいいのではないか と思う。 しかし「放任」はいけない。 「本人に任せる」「静かに見守る」 という言葉は言い換えると「放任」ともとれる。 反抗期を迎えたお子さんにも 逆らえない大人っていると思う。 もしそれが ピアノの先生なら利用した方がいい。 先生とも密に連絡とりあって。 ときにバトル、いいんじゃないですか。 あと10年したら「お母さんはいつも正面から 戦ってくれた 」って言ってくれる。 我が子の本格的な反抗期が始まって2~3年は 親も辛い。可愛かった頃思い出したりして・・。 あの子本当に大丈夫か、とか 許せない言動だ、とか。 でも何年も付き合ってると どの様な状況の時 我が子がキレるか、 どの言葉に反応するか、 朝か、夜か、体調にもよるか、子供の精神状態も ちょっとした仕草、目つき、呟き、部屋の散らかり具合、 読んでいる本、友達・・・などから分かる様になる。 その子にあった頭の冷やし方 即効で効く自分の頭の冷やし方 も見い出せる様になる。 要するに「反抗期」とも前よりは 上手く付き合えるようになる。 腹が据わる、と言いますか。 お父さんからの支援は期待する程 ない、 と思った方がいいかも。 男の人は一つの事に集中する様に脳ができていて 昼間 仕事で目一杯戦ってきているので 家では“安らぎ”を求めるらしい。 「楽しめないなら やめたらどうか」 「そこまで言うならやめるのも一つの方法だぞ」 なんて(家に帰ってきてまで~勘弁してくれよ~) って声が聞こえてきそう。 正直 簡単でいいな、って思う。 ところで 父兄の方々の我が子のピアノへの 関わり方ってどの程度なんですかね。 練習中ずっと 横に張り付いて口を出すと さすがに小学校5~6年生は嫌がるかも。 でも明らかにミスしている音を見逃すのは気持ち悪い。 長男が小学校高学年の時は ミスした音を 台所仕事しながら5つ6つ必死で憶えて 突然レッスン室に現れて楽譜の間違っている音を まとめてグイッと〇で囲み 風の様に去っていく、 ってのをやってました。 無言で去ります。「なんだよ~!」とか ほざきますが ほっときます。 相手してたらこじれませんか? しかも時間とる、しかもこっちの体調悪くなる。 あとね、時々「お馬鹿」のフリしてました。 (そんな事も知らないんだぁ)とか思っても 「へぇ~、すごいね!」とかね・・・。 ...