ヴィート・クレメンテ氏による公開講座

ヴィート・クレメンテ氏による公開講座

 人気のイタリア人マエストロ
ヴィート・クレメンテ氏
による公開講座に行ってきました。
9月15日はモーツァルト、ヴェルディの作品群
9月17日はプッチーニ、ベルカントオペラの作品群
       
私が聴きに行ったのは17日の方。

出がけに引っかかって アワアワ・・・遅刻してまった。
・・・なので3曲目 「ある晴れた日に」 から聴講しました。
「私の名はミミ」
「このやわらかなレースの中で」
「不安と涙のうちに生まれて」
「あたりは静けさに包まれ」
「あの眼差しの騎士は」
「男たちよ目を開け」
と続きました。
10時から17時までの長丁場だったけどとても興味深くて飽きない。
受講生の歌がどんどん上手くなる。  
生き物みたいに歌が、声が、音楽が動き出す
クレメンテ氏の魔術か?
1曲目から聴きたかった 
 クレメンテ氏の言葉 
オペラ演奏に必要な事。
 まず 勉強する事
 楽譜を読み込む事
 CDを鵜呑みにしない事
 満足しない事
 俳優としての役作り
さらにポルタメントをかけ過ぎない、早口はメトロノームで細かくカウント
段階を追って早くしていく、子音が強いとサルゲーニャ語?(方言)に聞こえる、同じメロディが出てきたら変化をつける、楽譜は 版 にこだわる。
演奏においての“ 自由 ” とは?
 自分を信じる事
 望む事
さらに クレメンテ氏は 「僕のレッスンは1つのアリアを作り上げる事でなく将来につながるアドヴァイスをしたいと思っている」 
「言葉というのは “ 色 ” が大事」
「僕は イタリアオペラしか演奏しないよ!」
こよなくイタリアを愛するクレメンテ氏でした。
声楽に限らず音楽全般を学べた、と言いましょうか、 うーん・・・
人ってどこまでも変われる  と思えたレッスンでした。
企画して下さった 「オペラ彩」 様に感謝いたします。
そして クレメンテ氏 「マリア・ストゥアルダ」 聴きに行きます。
楽しみにしています。